2016年1月7日放送の「スゴ腕の専門外来SP」で紹介された、枕で様々な不調を改善する方法が話題です。
『まくら外来』という専門医に、連日多くの患者が睡眠に関する悩みをもって訪れるのだそう。
2ヶ月先まで予約でいっぱいという『まくら外来』の専門医、山田朱織さんによると、
日本人の99パーセントは、自分に合わない枕で寝ている。
自分に合う枕を買うことはできない。
肩こりや腰痛、無呼吸症候群などの多くの症状は、枕が合わないことによるものの場合が多い。
とのこと。
実際に番組では、ひどい「いびき」に悩む男性が自分にあった枕で眠ると、いびきが改善。
腰痛や肩こりに悩む女性は、枕を変えるとその症状が一変した様子が放映されました。
家庭にあるアレで、誰でも作ることができる
高価な枕を買ったとしても、自分に合ったものを見つけることはほとんど不可能。
だとすると、どうするのか。
山田医師によれば、どの家庭にでもある身近なもので自分にあった枕を作ることが可能なのだそうです。
必要なものは以下の3点のみ。
- 玄関マット
- タオルケット
- バスタオル(必要に応じて)
使い古しを枕にすることに抵抗がある方は、安いものを購入しても良いでしょう。
高価な枕を買うよりもより安価に安眠を得られるかもしれません。
快眠枕の作り方
玄関マットを3等分にします。
玄関マットの程よい弾力が枕にピッタリなのだそうです。
タオルケットを縦に半分に折ります。
次に、縦に半分に折ります。
最後に、じゃばら折りに3等分して完成です。
玄関マットの上にタオルケットを敷きます。
必要に応じて、薄手のタオルを同様に折りたたみ、厚みを出すことも可能です。
じゃばら折りにしたタオルケットを一枚ずつめくりながら高さを調節し、呼吸や首回りが一番楽な状態を探します。
ポイントは、首の骨が一直線になるような感覚が得られる高さになることだそうです。
どうしても高さが合わない枕で寝ると、首の骨に負担がかかり、神経や筋肉を圧迫したり刺激したりしてしまうそうです。
寝返りが容易にできることも、安眠にとってとても大切なのだそうです。
平均的な人で、一晩に20〜30回ほど寝返りを打つのが理想ですが、不眠に悩む人の多くは寝返りの回数が極端に少ないそうです。
寝返りが少ないと、体の一部分に圧力が加わったり、血流が滞ったりして、起きた後も倦怠感やコリ感が残ってしまうようです。
横を向いた時に、目と鼻、体の中心が一直線になる高さになるようにタオルケットの厚みを調整します。
そうすることで、左右に寝返りを打つ際に、無理なくスムーズに寝返りができるとのことです。
メモ:体に合う枕の作り方
玄関マットを三つ折りにする。
タオルケット(バスタオル)を縦に1回、横に2回、最後に三つ折り、玄関マットに載せる。
タオルケットで高さを調整する。
仰向けで呼吸がしやすく首が楽、あるいは横を向いたときに体の中心線が平行になることが目安。— 片倉青一 / 神原傘 (@KanbaraKasa) January 7, 2016
いや、マジで枕変えただけでこぎゃん良くなるなら自分で玄関マット枕作ってみようかな。
— 由美 (@karuta_hoop) January 7, 2016
ポイントは寝返り
寝返りをいかに容易にすることができるかがとても重要なポイントだそうです。
寝返りを打つのが難しい姿勢だったり、まくらの高さだったりすると、体に負担がかかるため自ずと寝返りの回数が減り、ある部分に体重が長時間かかりっきりになってしまいます。
そうすると、肩こりや腰痛の原因になるばかりか、睡眠による疲れを引き起こしてしまうのだそうです。
枕を作ってみて、横にゴロゴロと転がった時にスムーズに寝返りが打てる高さになるようにタオルケットの枚数を調節してみてください。
ミリ単位の高さで、全然寝返りのしやすさが変わってくるようです。
とにかく安く作りたい方は–