道徳教科化でどう変わる?

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文部科学省の有識者会議『道徳教育の充実に関する懇談会』は、日本では教科として位置づけられていない道徳の時間を、全国の公立小中学校で『特別な教科』として早ければ27年度にも教科化する方針をまとめました。

国語や算数(数学)のような数値による評価は行わず、記述式での評価をおこなう、検定教科書を使用する、など、現在の道徳の授業が大きく変わることになりそうです。

道徳教科化は是か非か、そして教科化されると何が変わるのでしょうか。

道徳の教科化のメリットとデメリット

メリット

  • 道徳の時間が形骸化しているのは教科ではないから。道徳の時間を活性化させるためには枠組みを変えなければならない。

  • 教員の指導や意識の充実度に極端な温度差がある。教科化することで、指導に一定の基準が生まれる。

  • 道徳用の教材の充実化が図れる。

  • 教科にすることで、大学において専門家を養成することができ、理論を構築することができる。

  • 評価を行うことで、子どもたちに振り返りをさせ、学びを実感させることができるようになる。

  • 教科化することにより、目標・内容が明確化・具体化する。

  • 道徳の時間と、他の教科間の連携を強化することができる。

デメリット

  • 道徳の内容を国が規定したり、指導内容を提示したりすることは、子どもたちの道徳的な学びを妨げるのではないか。

  • 教科化することで、よい評価を得るための上辺人間を作り出す元凶になりうるのではないか。

  • さまざまな考えの中で育まれる道徳を、教師の主観で評価することができるのか。またその評価自体が、子どもたちに固定概念をうえつけてしまうのではないか。

  • 教科化するためには、検定教科書が必要。教科書を使って一律教育を行うことが、道徳的心情を養うことの弊害になりうるのではないか。

  • 記述式の評価を行うことで、多忙な教師の負担がさらに上乗せされる。本来教師の仕事である『教材研究』の時間を削って行うことになり、本末転倒。

諸外国での「道徳の時間」の位置づけ

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