教室環境のユニバーサルデザイン

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教室環境のユニバーサルデザイン

発達障がいをかかえた子どもたちは、状況依存性という特徴があり、その子をとりまく環境に大きく影響を受けます。一日の大半を過ごす教室の環境を整備することは、発達障がいをかかえた子どもたちだけではなく、すべての子どもたちにとってもとても大切です。

場の構造化

1.ものの一つ一つに、「しまう場所」があるか

2.子どもにも一目でわかる「目印」があるか

3.視覚的な「お手本」が用意されているか

机がつねに同じ位置になるような配慮。
高機能自閉症の子どもの中には、曲がっていることに違和感を感じる子もいるので、碁盤の目のように垂直に整えるとよいこともあります。

一つ一つのものに居場所、しまう場所を与える。
しまい方や整理の仕方を、目で見てわかりやすく伝えることが大切です。写真などで手本となる整理の仕方を掲示するとさらによいですね。

工具の形(影)が壁に描かれている整理術。
もののシルエットが壁に描かれているので、視覚的にも、もとの場所に戻しやすい工夫です。
番号も工具と対応して掲示されているので、間違えることもなく整理できます。

刺激量の調整

1.注意散漫の原因因子をおさえる配慮があるか。

2.教室前面は、最小限の掲示になっているか。

3.席順や座席の位置は最適か。

棚にはカーテンで目隠しをする。
忙しい毎日、棚の中はごちゃごちゃとしがちです。教室の棚にカーテンを一枚つけるだけで、すっきりとさせることができます。

授業のときには、掲示物に目隠しを。
教室前面の掲示板は、授業に必要のない時にはカーテンで目隠しをすると刺激をぐっと減らすことができます。

教室の前面は、極力すっきりとさせる。
黒板周辺は、一番視野に入りやすいです。黒板まわりをすっきりさせることで、刺激量を抑えることができます。

気になる子の座席位置は慎重に。
席順をくじ引きや子ども任せにしていませんか。友だちとの距離も刺激量に大きく関係します。

ルールの明確化

1.全員が実行可能なルールか。

2.視覚的に分かりやすく掲示してあるか。

3.できた、できなかったの評価が明確か。

発達障がいのある子どもたちは、「あたりまえ」と思われがちなことを理解することが難しいことがあります。ルールは具体的に、『正解』を示すようにしましょう。

当番活動などの掲示は、誰が見てもわかりやすく、実行しやすい掲示を心がけるようにします。また、「仕事が済んだらカードをひっくり返す」のようなルールを取り入れると、進捗状況も一目で分かり便利です。

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